“できること”ができないもどかしさ
- Herbarry
- 2019年10月31日
- 読了時間: 2分
10月29日。
お店のお休みを頂き、20年来の友人と長野市へ災害ボランティアへ行ってきました。
その日は朝からあいにくの雨。バスに30人ほど乗って長沼へ向かいました。
高速に乗り、須坂ICで降りると千曲川が見えてきました。
堤防の上はニュースで何度も放送されていた一面のりんご畑。
泥やごみが流れ込み元の姿が想像できないほどでした。
長沼に着いた時には雨もひどくなり、
本部からの連絡で活動を12時で打ち切ると言われてしまいました。
その時すでに11時過ぎ。
その場所から歩いて10分ほどの地区にお手伝いに行くことになっていました。
現地のコーディネーターさんの計らいで13時まで作業できることになり、
りんご畑の中を歩いてお手伝いさせていただけるお宅へ向かいました。
私の伺った津野という地区は多くのりんご農家さんがいらっしゃるようで
広い敷地に大きな母屋、裏にはりんご畑…といったお宅ばかり。
ですが今そこにあるのは、原形をとどめていない倉庫やプレハブ、
どこから流されてきたのか、りんごの木に絡まるようにして停まっているぐしゃぐしゃの軽トラック…。
その中に、真っ赤に色づいた立派なりんごがなっているのがとても印象的でした。
水の到達した地点がはっきりと線になってお宅の外壁に残っています。
2メートルは超えているでしょうか…
土壁は剥がれ、鉄骨は歪み、床下には粘度の高い泥。
度々ニュースでは観ていたものの、想像をはるかに超えるものでした。
雨の降る中床下の泥をスコップで掘り出し、広い敷地を抜け、道路まで運び出す。
この作業を伺ったお宅のご主人一人でなんてとてもできません。
ただひたすら、黙々と泥を掘り出すボランティアメンバー。
あっという間に13時になってしまい、中途半端なままで撤退しなくてはいけない現状…。
私たちの活動はここで終わっても、住民の方々の作業は雨であろうが夜まで続く。
なんとも言えないもどかしさと悔しさが残りました。
まだまだ復旧には時間がかかります。
『出来る人が出来る時に出来ることをする』
今はそれだけでも十分だと思います。
一人では小さな力でもみんなが集まれば大きな力になります。
それを改めて実感した一日でした。

ボランティアに行かれる方へ
防水の合羽・長靴・帽子またはヘルメット・
ゴム手袋・マスク・ゴーグル(眼鏡)・タオルは必須です!!
手洗いうがい、消毒はいつも以上に念入りに!!
お店と関係のない記事ですみません(^^;
次回からまた美容関連の記事などアップします✿
よもぎ蒸し&リンパドレナージュ Herbarry
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